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創元社「知の再発見」双書
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『文字の歴史』

「知の再発見」双書001

文字の歴史

ジョルジュ・ジャン(著)矢島 文夫(監修)高橋 啓(訳)

フェニキア人は商才にたけた海洋民族で、地中海沿に住む人々との取引が盛んだった。そういった交易とともに彼らの文字は海を渡り、この地域に広く伝えられていったのである。

『古代エジプト探検史』

「知の再発見」双書002

古代エジプト探検史

ジャン・ベルクテール(著)吉村 作治(監修)福田 素子(訳)

ヒエログリフは記号がひとつの概念に対応するような表意文字なのだろうか。それとも、各記号が近代ヨーロッパ語のようにひとつの音を表す表音文字なのだろうか。

『ゴッホ 燃え上がる色彩』

「知の再発見」双書003

ゴッホ 燃え上がる色彩』

パスカル・ボナフー(著)嘉門 安雄(監修)高橋 啓(訳)

「黄色、なんと美しい色だろう!」フィンセントはアルルの街を歩き、強烈な日差しがもたらすその色彩に酔いしれた。そして8月、ついに彼自身の分身とも言うべき生涯最高のモチーフ、ひまわりの制作にとりかかる。

『モーツァルト 神に愛されしもの』

「知の再発見」双書004

モーツァルト 神に愛されしもの』

ミシェル・パルティ(著)海老沢 敏(監修)高野 優(訳)

神童モーツァルトは17歳までを旅に生き、旅を通じて全ヨーロッパの文化を吸収し、18世紀ヨーロッパの粋を集めた音楽を完成した。その音楽的足跡を図版とともに解説。

『マホメット 最後の預言者、アッラーの徴』

「知の再発見」双書005

マホメット 最後の預言者、アッラーの徴(しるし)』

アンヌ・マリ・デルカンブル(著)小林 修(訳)

イスラムの教えを明白に説いた預言者マホメット―彼もまた原点の一つである―に焦点を合わせて、イスラムの成立と展開を立体的に説き明かした啓蒙書が本書である。 ⇒(改訂版)「知の再発見」双書110『ムハンマドの生涯』

『インカ帝国 太陽と黄金の民族』

「知の再発見」双書006

インカ帝国 太陽と黄金の民族』

カルメン・ベルナン(著)大貫 良夫(監修)阪田 由美子(訳)

15世紀に忽然と出現し、コロンビア南部からチリ中部に至る広大な領土と、1000万人の人口を支配したインカ帝国。インカ帝国の誕生から植民地時代の抵抗運動までを描く。

『マヤ文明 失われた都市を求めて』

「知の再発見」双書007

マヤ文明 失われた都市を求めて』

クロード・ボーデ(著)シドニー・ピカソ(著)落合 一泰(監修)阪田 由美子(訳)

18世紀以来、探検家たちはうっそうとしげる密林をさまよい歩き、膨大な量のスケッチと写真を残した。様々な謎を解く手がかりとなる図版をたどり、探検史と研究史を解説。

『ゴヤ スペインの栄光と悲劇』

「知の再発見」双書008

ゴヤ スペインの栄光と悲劇』

ジャニーヌ・バティクル(著)堀田 善衞(監修)高野 優(訳)

ヨーロッパ絵画の歴史において、常に時代の変革者を生み続けたスペイン。18世紀に活躍したゴヤは、その中でもひときわ高くそびえる巨人。ゴヤの生涯を作品とともにたどる。

『天文不思議集』

「知の再発見」双書009

天文不思議集

ジャン・ピエール・ヴェルデ(著)荒俣 宏(監修)唐牛 幸子(訳)

文明が始まって以来、人間は天体現象を自らの運命と結びつけ、伝説、神話、民話を創った。星座、太陽と月、天空の異変、雲・雨・風などに分類、天文と人間の関係を探る。

『ポンペイ・奇跡の町 甦る古代ローマ文明』

「知の再発見」双書010

ポンペイ・奇跡の町 甦る古代ローマ文明』

ロベール・エティエンヌ(著)弓削 達(監修)阪田 由美子、片岡 純子(訳)

AD79年ベスビオ山の噴火の灰はポンペイの街を一瞬のうちに覆いつくした。当時の庶民生活が灰の下に完全な形で保存され、後世の芸術や考古学に大きな影響を与えたのである。

『アレクサンダー大王 未完の世界帝国』

「知の再発見」双書011

アレクサンダー大王 未完の世界帝国』

ピエール・ブリアン(著)桜井 万里子(監修)福田 素子(訳)

紀元前4世紀、アレクサンダー大王はインド征服目前に熱病のため死ぬ。しかし、東と西の二つの文明を結びつけ、独自のヘレニズム文化を作りあげた。その征服事業と生涯を綴る。

『シルクロード 砂漠を越えた冒険者たち』

「知の再発見」双書012

シルクロード 砂漠を越えた冒険者たち』

ジャン・ピエール・ドレージュ(著)長澤 和俊(監修)吉田 良子(訳)

張騫、玄奘、マルコ・ポーロ、スタインやヘディン。絹の道を行き交った人々は皆、未知なるものへの好奇心に衝き動かされた。ローマから長安に至る「人類文明の大動脈」を解説。

『ゴーギャン 私の中の野性』フランソワーズ カシャン(著)田辺 希久子(訳)

「知の再発見」双書013

ゴーギャン 私の中の野性』

フランソワーズ カシャン(著)高階 秀爾(監修)田辺 希久子(訳)

袋小路の西洋文明から逃避して原始と野性の息づくタヒチへ渡り、プリミティブな表現のなかに自己発見の道を求めつづけたゴーギャン。情熱と知性を武器に生きた生涯を解説。

『クジラの世界』

「知の再発見」双書014

クジラの世界

イヴ・コア(著)宮崎 信之(監修)高橋 啓(訳)

伝説と神話の時代から、人々はクジラを怖れ、敬い、そして油を取り、肉を食べた。本書は、今や環境問題と野性動物保護のシンボルとなった海の隣人クジラと人間の交渉史であり、「捕鯨」を冷静にみつめなおす試みである。

『恐竜のすべて』

「知の再発見」双書015

恐竜のすべて

ジャン・ギィ・ミシャール(著)小畠 郁生(監修)阪田 由美子(訳)

古い恐竜像に大幅な変更をもたらした最新学説を解説した恐竜入門書の決定版。古生物学者と共同作業する「恐竜画家」達の美しい絵画で,恐竜たちの真実の姿がよみがえる。

『魔女狩り』

「知の再発見」双書016

魔女狩り

ジャン・ミシェル・サルマン(著)池上 俊一(監修)富樫 瓔子(訳)

ヨーロッパ中世、続発した戦乱と飢饉とペスト。混乱を操るのは邪悪な力ではないか。魔女狩りがどのような歴史現象であったかを概観し、参加した人々が何を幻視したかを考察。

『化石の博物誌』

「知の再発見」双書017

化石の博物誌

イヴェット・ゲラール・ヴァリ(著)小畠 郁生(監修)南條 郁子(訳)

化石は過去を刻印した記録である。太古から現代まで、化石がかきたててきた奇怪で美しい想像力を、宗教家、博物学者、古生物学者自身の手による絵画や写真で再現する。

『ギリシア文明 神話から都市国家へ』

「知の再発見」双書018

ギリシア文明 神話から都市国家へ』

ピエール・レベック(著)青柳 正規(監修)田辺 希久子(訳)

あらゆる西洋文明の源流であり、近代文明の基礎となったギリシア。紀元前2000年に誕生し、都市国家の成立、ペルシア戦争を経て、紀元前5世紀に最盛期を迎える歴史を解説。

『アステカ王国 文明の死と再生』

「知の再発見」双書019

アステカ王国 文明の死と再生』

セルジュ・グリュジンスキ(著)落合 一泰(監修)齋藤 晃(訳)

ピラミッドの建造。独自の暦と絵文字の発明。14~16世紀の間、中南米でマヤ、インカと並ぶ巨大文明、軍事的強国として君臨したアステカ。絵文書をふんだんに、謎の文明に迫る。

『アメリカ・インディアン 奪われた大地』

「知の再発見」双書020

アメリカ・インディアン 奪われた大地』

フィリップ・ジャカン(著)富田 虎男(監修)森 夏樹(訳)

1492年、コロンブスはアメリカに到達。自然と一体になった独自の文化を築き上げていたアメリカ・インディアンは、急速に衰退へと向かう。エコロジカルな文明と悲劇の歴史。

『コロンブス 聖者か、破壊者か』

「知の再発見」双書021

コロンブス 聖者か、破壊者か』

ミシェル・ルケーヌ(著)大貫 良夫(監修)富樫 瓔子、久保 実(訳)

アメリカ大陸到達で世界を一変させた男。彼の人生は意外なほど謎が多い。ユダヤ人説、イザベラ女王の愛人説、聖者か破壊者か。再考を迫られるコロンブス像に光を当てる。

『アマゾン・瀕死の巨人』

「知の再発見」双書022

アマゾン・瀕死の巨人

アラン・ゲールブラン(著)大貫 良夫(監修)吉田 良子、神崎 牧子(訳)

16世紀のコンキスタドールのアマゾン探検に始まり,ヨーロッパ近代文明によってアマゾンの自然と文化が破壊されゆく過程を綿密に描き,人類の将来に警鐘を鳴らす。

『奴隷と奴隷商人』

「知の再発見」双書023

奴隷と奴隷商人

ジャン・メイエール(著)猿谷 要(監修)国領 苑子(訳)

16世紀頃から本格的に始まった奴隷売買の歴史を遡り、アフリカ黒人の悲劇の歴史を再現。欧米諸国の繁栄の陰に隠されてきた恥辱の歴史を、生々しく現代に甦らせる。

『フロイト 無意識の扉を開く』

「知の再発見」双書024

フロイト 無意識の扉を開く』

ピエール・ババン(著)小此木 啓吾(監修)小林 修(訳)

心の闇に科学的知の光を当て、思想史上に決定的な影響を与えたフロイト。ユダヤ商人の子に生まれた生涯をドラマチックに描きつつ、思想的発展、精神分析誕生の過程を解説。

『ローマ・永遠の都 一千年の発掘物語』

「知の再発見」双書025

ローマ・永遠の都 一千年の発掘物語』

クロード・モアッティ(著)青柳 正規(監修)松田 廸子(訳)

今なおその威容を誇るローマの遺跡。ローマの魅力に取りつかれ、古代ローマの栄光を蘇らせようとした人々の物語でもあり、彼らを熱情の虜としたローマの魅力の物語である。

『象の物語 神話から現代まで』

「知の再発見」双書026

象の物語 神話から現代まで』

ロベール・ドロール(著)長谷川 明、池田 啓(監修)南條 郁子(訳)

象についての神話伝説から、動物学、環境問題までを広く記述した博物学的著作であり、太古からの人と象の交流がつむぎ出した様々な「物語」を記述する試みである。

『ヴァイキング 海の王とその神話』

「知の再発見」双書027

ヴァイキング 海の王とその神話』

イヴ・コア(著)谷口 幸男(監修)久保 実(訳)

コロンブスに先立つこと500年前にアメリカ大陸に到達した航海術。独自の装飾芸術。北欧神話……。11世紀西ヨーロッパ最強の国=ノルマン王国を建設したヴァイキングのすべて。

『黄金のビザンティン帝国 文明の十字路の1100年』

「知の再発見」双書028

黄金のビザンティン帝国 文明の十字路の1100年』

ミシェル・カプラン(著)井上 浩一(監修)松田 廸子、田辺 希久子(訳)

4世紀以来、古代から中世を生き抜いたビザンティン帝国の歴史は1453年に幕を閉じたが、1000年の歴史に伝承されたその古典文化は、時をおかず近代ルネサンスの花を開かせた。

『アフリカ大陸探検史』

「知の再発見」双書029

アフリカ大陸探検史

アンヌ・ユゴン(著)堀 信行(監修)高野 優(訳)

ヨーロッパの多くの探検家たちが「世界地図の中の空白の土地」アフリカへと引き寄せられた。個性的な彼らの活動を通して、異質な文明に出会うことの意味を問い直す。

『十字軍 ヨーロッパとイスラム・対立の原点』

「知の再発見」双書030

十字軍 ヨーロッパとイスラム・対立の原点』

ジョルジュ・タート(著)池上 俊一(監修)南條 郁子、松田 廸子(訳)

真のキリスト教王国を打ち立てるという大義を掲げて暴走、中世史を血で染めた十字軍の遠征。イスラム諸国の事情にも目を配り、バランスのとれた視点で歴史現象を解き明かす。

『ピカソ 天才とその世紀』

「知の再発見」双書031

ピカソ 天才とその世紀』

マリ・ロール・ベルナダック、ポール・デュ・ブーシェ(著)高階 秀爾(監修)高階 絵里加(訳)

形式を大胆に破壊し、絵画の世界に革命を起こしたピカソ。その生涯を作品とともにたどり、スキャンダルにまみれた天才の孤独と、絵画に賭ける圧倒的な情熱を浮き彫りにする。

『人魚伝説』

「知の再発見」双書032

人魚伝説

ヴィック・ド・ドンデ(著)荒俣 宏(監修)富樫 瓔子(訳)

上半身が人間で下半身が魚という人魚のイメージはどのようにしてできあがったのか。ホメロスの「オデュッセイア」から以降三千年にわたるさまざまな解釈を追った、伝説とイメージの壮大な歴史と博物誌。

『太平洋探検史 幻の大陸を求めて』

「知の再発見」双書033

太平洋探検史 幻の大陸を求めて』

エティエンヌ・タイユミット(著)増田 義郎(監修)中村 健一(訳)

16-19世紀、クックからダーウィンまで太平洋の島々を訪れた人達は何を見て何を見なかったのか。探検と異文化の出会いの物語。マチス、ジュール・ベルヌ、ゴーギャンなどの手記も収め、地図史、航海史もわかりやすく解説。

『シェイクスピアの世界』

「知の再発見」双書034

シェイクスピアの世界

フランソワ・ラロック(著)石井 美樹子(監修)高野 優(訳)

エリザベス朝に演劇の黄金時代を築いた天才劇作家シェイクスピア。妖精や亡霊の息づく16世紀末のロンドンを舞台に、名作の魅力を語り、そこに秘められた謎を解き明かす。

『ケルト人 蘇えるヨーロッパ「幻の民」』

「知の再発見」双書035

ケルト人 蘇えるヨーロッパ「幻の民」』

クリスチアーヌ・エリュエール(著)鶴岡 真弓(監修)田辺 希久子、湯川 史子、松田 廸子(訳)

「幻の民・英雄戦士、ドゥルイド僧、黄金の装身具、絢爛たる装飾写本…もう一つのヨーロッパ文化の源流として注目される「ケルト」。その創造力の根源に迫り、民族興亡の歴史をたどる。

『ヨーロッパの始まり 新石器時代と巨石文化』

「知の再発見」双書036

ヨーロッパの始まり 新石器時代と巨石文化』

カトリーヌ・ルブタン(著)大貫 良夫(監修)南條 郁子(訳)

ヨーロッパ的なるものはギリシア・ローマのはるか以前、新石器時代から既に萌芽を見せ始めている。中近東に影響を受け、巨石文化を築き、農業を始めた人々の物語。

『エトルリア文明 古代イタリアの支配者たち』

「知の再発見」双書037

エトルリア文明 古代イタリアの支配者たち』

ジャン・ポール・テュイリエ(著)青柳 正規(監修)松田 廸子(訳)

オリンピックに似た大祭典、質の高い工芸技術。2900年前のイタリア半島で栄えたエトルリア文明が築きあげ、ローマへと引き継いだものは何か。発掘によって明らかになってきたエトルリアの姿を再現。

『吸血鬼伝説』

「知の再発見」双書038

吸血鬼伝説

ジャン・マリニー(著)池上 俊一(監修)中村 健一(訳)

ギリシア神話の昔からヨーロッパの深層にうごめく伝説のエッセンスを巧みに昇華することで生まれた吸血鬼伝説。その成立を歴史、宗教、文学、映画、吸血鬼事件などで解明。

『記号の歴史』

「知の再発見」双書039

記号の歴史

ジョルジュ・ジャン(著)矢島 文夫(監修)田辺 希久子(訳)

通信手段としてのアメリカ・インディアンの狼煙、視覚・聴覚障害者のための点字や手話、象徴としてのキリスト教における十字架など、記号という人類のもう一つのコミュニケーション史を明らかにする。

『クレオパトラ 古代エジプト最後の女王』

「知の再発見」双書040

クレオパトラ 古代エジプト最後の女王』

エディット・フラマリオン(著)吉村 作治(監修)高野 優(訳)

その美貌で古代ローマの権力者たちを魅了したクレオパトラ。古代エジプト王国の伝統の終焉、ローマの共和制から帝制への移行等、世界史的激変を生きた謎の一生を読み解く決定版。

『カルタゴの興亡 甦る地中海国家』

「知の再発見」双書041

カルタゴの興亡 甦る地中海国家』

アズディンヌ・ベシャウシュ(著)森本 哲郎(監修)藤崎 京子(訳)

「カルタゴは滅ぼさねばならぬ」。軍事大国ローマに命脈を絶たれたカルタゴ。ポエニ戦争の英雄ハンニバルを生み、地中海世界に未曽有の経済的繁栄を誇った伝説の海洋帝国。

『ミイラの謎』

「知の再発見」双書042

ミイラの謎

ロジェ・リシタンベール、フランソワーズ・デュナン(著)吉村 作治(監修)南條 郁子(訳)

16世紀のヨーロッパでは、ミイラは万病に効く薬であり骨董品でもあったが、やがて知的な探究の対象になり、謎が解かれていった。科学・宗教・盗掘史と様々な視点から探る。

『メソポタミア文明』

「知の再発見」双書043

メソポタミア文明

ジャン・ボッテロ、マリ・ジョゼフ・ステーヴ(著)矢島 文夫(監修)高野 優(訳)

西暦紀元前に衰退し泥の中に長く忘れ去られた後、19世紀後半に解読されたメソポタミアの楔形文字。地道な発掘作業や解読作業のスリル、それらによって明らかにされた壮大な歴史や物語を解説する。

『イエスの生涯』

「知の再発見」双書044

イエスの生涯

ジェラール・ベシエール(著)小河 陽(監修)田辺 希久子(訳)

処女懐胎による誕生、不治の病を癒すなどの奇跡、数々の知恵の言葉、十字架磔刑、そして復活……。4福音書を中心にイエスの足跡を辿り、実像解明に多角的な検証を試みる。

『ブッダの生涯』

「知の再発見」双書045

ブッダの生涯

ジャン・ボワスリエ(著)木村 清孝(監修)富樫 瓔子(訳)

後世に編まれた仏典は、必ずしもブッダの実像を伝えていない。本書は「歴史的な実在としてのブッダ」を追い求めながら、信仰の対象としてのブッダもバランスよく取り上げた。

『古代ギリシア発掘史』

「知の再発見」双書046

古代ギリシア発掘史

フランソワ・エティエンヌ、ロラン・エティエンヌ(著)青柳 正規(監修)松田 廸子(訳)

発掘史を追いながら、各時代におけるギリシア文明の評価、人々の美意識に与えた影響などを明らかにし、また遺跡の破壊、略奪という負の歴史も描きだした。

『マティス 色彩の交響楽』

「知の再発見」双書047

マティス 色彩の交響楽』

グザヴィエ・ジラール(著)高階 秀爾(監修)田辺 希久子(訳)

新印象派やフォービズムなどさまざまな絵画運動との関わり、2度の大きな戦争など激動する時代背景の中でもまったく変わらない一貫した創作態度が感動的に描かれている。

『アンコール・ワット 密林に消えた文明を求めて』

「知の再発見」双書048

アンコール・ワット 密林に消えた文明を求めて』

ブリュノ・ダジャンス(著)石澤 良昭(監修)中島 節子(訳)

9世紀から15世紀に繁栄したアンコール帝国。「すべての道はカンボジアに通ずる」といわれた長大な王道、優れた官僚組織、巨大な石造宮殿と寺院群など、第一級の入門書。

『宇宙の起源』

「知の再発見」双書049

宇宙の起源

チン・ズアン・トゥアン(著)佐藤 勝彦(監修)南條 郁子(訳)

人類の苦闘、宇宙の歴史観の変遷から、最新の天文学的観測に基づく宇宙の姿、また宇宙の誕生・進化まで、実に広く現代の宇宙像を解説。美しい写真や図版で楽しんで学べる。

『人類の起源』

「知の再発見」双書050

人類の起源

エルベール・トマ(著)河合 雅雄(監修)南條 郁子(訳)

生物学的にヒトはサルの一種であるとする「ダーウィンの一撃」。ダーウィン以前と以降の人類の起源をめぐる考察を概観し、人類の未来を考える手がかりを与える一冊である。

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