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創元社「知の再発見」双書
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『オスマン帝国の栄光』

「知の再発見」双書051

オスマン帝国の栄光

テレーズ・ビタール(著)鈴木 董(監修)富樫 瓔子(訳)

13世紀末から今世紀初頭までに活躍した偉大なスルタン、大宰相、宮廷内の権力者、オスマン帝国と対峙した西欧の君主など魅力溢れる人物群を中心に壮大なものがたりを展開。

『イースター島の謎』

「知の再発見」双書052

イースター島の謎

カテリーヌ・オルリアック、ミッシェル・オルリアック(著)猪熊 兼勝(監修)藤崎 京子(訳)

島の中央に向かって立っていた数百体の石像モアイは、数百年に渡り人々の創造力を刺激してきた。一体誰が、何時、何のために……。太平洋の孤島の秘められた過去に迫る。

『イエズス会 世界宣教の旅』

「知の再発見」双書053

イエズス会 世界宣教の旅』

フィリップ・レクリヴァン(著)鈴木 宣明(監修)垂水 洋子(訳)

全世界への福音宣教を展開したイエズス会。揺るぎなき信仰心を携えて旅立った宣教師たちは、かの地で何を見たのか。会の創立から現在の活動まで、異文化と対峙したイエズス会員たちの足跡をたどる。

『日本の開国 エミール・ギメ あるフランス人の見た明治』

「知の再発見」双書054

日本の開国 エミール・ギメ あるフランス人の見た明治』

フランシス・マクワン(著)尾本 圭子(著・訳)

フランスの東洋文化研究の牙城、ギメ美術館の創設者エミール・ギメは、1876年に来日。「生活のすべてが芸術」の明治日本に魅了され、元祖日本マニアが日本美の原点を探求。

『ルノワール 生命の讃歌』

「知の再発見」双書055

ルノワール 生命の讃歌』

アンヌ・ディステル(著)高階 秀爾(監修)田辺 希久子、柴田 都志子(訳)

「印象派」という枠組みにとらわれることなく、純粋に絵画制作を楽しんだルノワール。作品はもちろん、習作、下絵、書簡に至るまで、資料を駆使して偉大な画家の実像に迫る。

『美食の歴史』

「知の再発見」双書056

美食の歴史

アントニー・ローリー(著)池上 俊一(監修)富樫 瓔子(訳)

中世以来ヨーロッパ社会は「芸術としての美食」を追求してきた。美食史の裏にある社会・政治の深層構造を、料理文化から解き明かす一冊。著者は美食史の権威。

『ペルシア帝国』

「知の再発見」双書057

ペルシア帝国

ピエール・ブリアン(著)小川 英雄(監修)柴田 都志子(訳)

ローマ帝国に先駆けて、王道・州制度などの国家基盤を完成させた未曽有の大帝国の興亡を、ギリシア、ローマの著述家たちの古典・王室碑文・考古資料をもとに検証。

『バッハ 神はわが王なり』

「知の再発見」双書058

バッハ 神はわが王なり』

ポール・デュ・ブーシェ(著)樋口 隆一(監修)高野 優(訳)

「ブランデンブルグ協奏曲」や「マタイ受難曲」など、音楽史上に輝く数々の名曲を残したバッハ。妥協を許さず、最高の音楽表現を求め続けた巨匠の生涯を各方面から照射する。

『アインシュタインの世界』

「知の再発見」双書059

アインシュタインの世界

フランソワーズ・バリバール(著)佐藤 勝彦(監修)南條 郁子(訳)

類い稀な発想で相対性理論を編み出し、20世紀に革命を起こした天才物理学者の一生を、ユーモアに溢れた実生活での横顔をまじえて描く。相対性理論そのものについても解説。

『ローマ人の世界』

「知の再発見」双書060

ローマ人の世界

ジョン・シェード、ロジェ・アヌーン(著)青柳 正規(監修)藤崎 京子(訳)

壮大な興亡の物語で知られる古代ローマ。その統治下に生きた人々の日常生活に迫る。贈与と返礼を基礎にした人間関係、娯楽の数々など「素顔のローマ人」の実像を明確にする。

『フリーメーソン』

「知の再発見」双書061

フリーメーソン

リュック・ヌフォンテーヌ(著)吉村 正和(監修)村上 伸子(訳)

誇り高い技術者集団である石工組合に起源を持ち、秘儀を行い、現在も相互扶助組織、慈善団体、ときには自由主義的提言をする社会団体として活動するフリーメーソンの歴史。

『バビロニア われらの文明の始まり』

「知の再発見」双書062

バビロニア われらの文明の始まり』

ジャン・ボッテロ(著)松本 健(監修)南條 郁子(訳)

「ハンムラビ法典」「バベルの塔」で知られるバビロニア文明。シュメール人の登場から滅亡に至るまでの全体史を明らかにし、アッシリアとの争いや人々の日常生活にも言及。

『死の歴史 死はどのように受けいれられてきたのか』

「知の再発見」双書063

死の歴史 死はどのように受けいれられてきたのか』

ミシェル・ヴォヴェル(著)池上 俊一(監修)富樫 瓔子(訳)

古代宗教における「死」はどのような形で儀礼の中に存続され、「死後の世界」はどのように考えられたのか。墓地の変遷、伝承、遺言、絵画などから探る死の博物誌。

『ローマ教皇 キリストの代理者・二千年の系譜』

「知の再発見」双書064

ローマ教皇 キリストの代理者・二千年の系譜』

フランチェスコ・シオヴァロ、ジェラール・ベシエール(著)鈴木 宣明(監修)後藤 淳一(訳)

「あなたはペトロ。私はこの岩の上に私の教会を建てる」 初代ペトルスから現教皇ヨハネ・パウルス2世までの2000年の事蹟を描きつつ、世界史全体を捉え直す。

『皇妃エリザベート ハプスブルクの美神』

「知の再発見」双書065

皇妃エリザベート ハプスブルクの美神』

カトリーヌ・クレマン(著)塚本 哲也(監修)田辺 希久子(訳)

世に多くのエピソードを提供した、ハプスブルク家史上もっとも美しいといわれる皇妃の生涯を興味深く描く。19世紀後半の激動するヨーロッパ情勢を活写した図版も多数収録。

『多民族の国アメリカ 移民たちの歴史』

「知の再発見」双書066

多民族の国アメリカ 移民たちの歴史』

ナンシー・グリーン(著)明石 紀雄(監修)村上 伸子(訳)

民族集団への帰属を強調する「多文化主義」と、アメリカ人としてのアイデンティティを奉じる人々。現在の2つの潮流を生むまでの約400年の移民史と、希望と苦しみを描く。

『モネ 印象派の誕生』

「知の再発見」双書067

モネ 印象派の誕生』

シルヴィ・パタン(著)高階 秀爾(監修)村上 伸子、渡辺 隆司(訳)

「印象派」の出発点となった『印象・日の出』から晩年の大作『睡蓮』にいたるまで、モネは自分自身の「眼」だけを信じて、光と影の世界を追求。色彩世界での活躍を描く。

『都市国家アテネ ペリクレスと繁栄の時代』

「知の再発見」双書068

都市国家アテネ ペリクレスと繁栄の時代』

ピエール・ブリュレ(著)青柳 正規(監修)高野 優(訳)

紀元前5世紀のギリシア。ペルシアやスパルタとの戦争、寡頭派の巻き返しなど、試練にさらされながら、指導者ペリクレスを中心にして民主制の基盤が固められた過程をたどる。

『紋章の歴史 ヨーロッパの色とかたち』

「知の再発見」双書069

紋章の歴史 ヨーロッパの色とかたち』

ミシェル・パストゥロー(著)松村 剛(監修)松村 恵理(訳)

紋章は歴史上の人物の血縁関係、美術品の年代決定や所持した人物の教養、信念、感受性までを伝える歴史の鍵である。紋章を考察し、紋章学の広がりを伝える最高の入門書。

『キリスト教の誕生』

「知の再発見」双書070

キリスト教の誕生

ピエール・マリー・ボード(著)佐伯 晴郎(監修)田辺 希久子(訳)

イエスの死後、その教えを全世界に広めようとした信徒達。行く手にはローマ皇帝による迫害、他の宗教からの攻撃、内部での異端・分派活動など、苦難を乗り越えた壮大な物語。

『アーサー王伝説』

「知の再発見」双書071

アーサー王伝説

アンヌ・ベルトゥロ(著)松村 剛(監修)村上 伸子(訳)

今日のイギリスの地で、ゲルマン系諸民族の侵入に立ち向かったケルト人の英雄、それがアーサー王だったという。伝説の起源と周辺諸国での受容、物語としての面白さを解説。

『錬金術 おおいなる神秘』

「知の再発見」双書072

錬金術 おおいなる神秘』

アンドレーア・アロマティコ(著)種村 季弘(監修)後藤 淳一(訳)

科学革命以降、錬金術をはじめとする秘教的な知は「ぺてん」とされ衰退してゆく。化学の発達を促し、ルネサンス以降も文学、思想、芸術に影響を与えた錬金術を解説する。

『「不思議の国のアリス」の誕生 ルイス・キャロルとその生涯』

「知の再発見」双書073

「不思議の国のアリス」の誕生 ルイス・キャロルとその生涯』

ステファニー・ラヴェット・ストッフル(著)笠井 勝子(監修)高橋 宏(訳)

ルイス・キャロルが一人の少女のために語って聞かせた物語から、不朽の名作『不思議の国のアリス』が生まれた。その誕生までの軌跡と交遊のエピソード、彼の生涯を描く。

『数の歴史』

「知の再発見」双書074

数の歴史

ドゥニ・ゲージ(著)藤原 正彦(監修)南條 郁子(訳)

小石や木切れで数を数えていた時代から、やがて数字が発明され、ついには抽象的な数論の世界に至るまでの歴史を語る。「数」に取り組んだ人々による感動的なものがたり。

『宗教改革 ルター、カルヴァンとプロテスタントたち』

「知の再発見」双書075

宗教改革 ルター、カルヴァンとプロテスタントたち』

オリヴィエ・クリスタン(著)佐伯 晴郎(監修)木村 恵一(訳)

宗教改革時代における、双方の主張と激越な争い、また血で血を洗う残酷な宗教戦争の実態を、豊富なカラー図版と資料で紹介する。宗教改革に関する平板な常識に、新たな知見を加える刺激的な書。

『シュリーマン・黄金発掘の夢』

「知の再発見」双書076

シュリーマン・黄金発掘の夢

エルヴェ・デュシエーヌ(著)青柳 正規(監修)福田 ゆき、藤丘 樹実(訳)

トロイアの遺跡を求めて、莫大な財産を発掘につぎ込み、古代史を書き替えるほどの成果を上げる。情熱と奇行の人シュリーマンの生涯を追いつつ、ギリシア神話の世界へと誘う。

『ギュスターヴ・モロー 夢を編む画家』

「知の再発見」双書077

ギュスターヴ・モロー 夢を編む画家』

ジュヌヴィエーヴ・ラカンブル(著)隠岐 由紀子(監修)南條 郁子(訳)

夢・神話・象徴と、独自の魅惑的な色彩を駆使し、人間の内面の深奥に迫る画風は、古典主義の愛好家からシュールレアリズムまで、支持を得ている。第一人者がモロー論を展開。

『旧約聖書の世界 神とヘブライ人の物語』

「知の再発見」双書078

旧約聖書の世界 神とヘブライ人の物語』

ミレーユ・アダス・ルベル(著)矢島 文夫(監修)藤丘 樹実(訳)

最古の時代から西暦70年のローマ人によるエルサレム神殿の破壊と、それに続くヘブライ民族すなわちユダヤ人の離散までを、ユダヤ教「聖書」と関連資料、その他多くの考古学・文献資料により描く。

『レオナルド・ダ・ヴィンチ 真理の扉を開く』

「知の再発見」双書079

レオナルド・ダ・ヴィンチ 真理の扉を開く』

アレッサンドロ・ヴェッツォシ(著)高階 秀爾(監修)後藤 淳一(訳)

発明家としての顔、軍事技師の顔、医師としての顔。そして、古代ギリシア以来の自然哲学者の顔など、ダ・ヴィンチの生涯は謎に包まれている。多面的な天才の素顔に挑む。

『本の歴史』

「知の再発見」双書080

本の歴史

ブリュノ・ブラセル(著)荒俣 宏(監修)木村 恵一(訳)

古代エジプトの書記たち、中世ヨーロッパの写本僧、グーテンベルク以降の出版人・印刷業者など、本作りに情熱を傾けた人々の苦闘を描き、「本」の進化の過程をたどる。

『ラメセス2世 神になった太陽王の物語』

「知の再発見」双書081

ラメセス2世 神になった太陽王の物語』

ベルナデット・ムニュー(著)吉村 作治(監修)福田 ゆき、南條 郁子(訳)

紀元前13世紀、古代エジプトに一人の英雄が現われた。強国ヒッタイトを破り近東に覇権を唱えた。「大王」ラメセスの異例の巨大な権力の源泉は何だったのか?

『美女の歴史 美容術と化粧術の5000年史』

「知の再発見」双書082

美女の歴史 美容術と化粧術の5000年史』

ドミニク・パケ(著)石井 美樹子(監修)木村 恵一(訳)

芳香剤入りの風呂を好み、香油で体をマッサージした古代エジプトの貴婦人たち。極端な厚化粧のため、健康まで害した帝政期のローマ人女性。髪を日光にさらして、赤茶けたブロンドの色をつくりだした16世紀のヴェネチア人女性。自己主張の手段として化粧を使い出した現代女性など。女性美の変遷をとおしてみる新しい世界史。

『ヨーロッパ庭園物語』

「知の再発見」双書083

ヨーロッパ庭園物語

ガブリエーレ・ヴァン・ズイレン(著)小林 章夫(監修)渡辺 由貴(訳)

庭園は古くて、同時に新しい。失われたバビロニアの「空中庭園」から現代の庭園まで、様々な時代・土地の庭園を展望し、庭園に寄せた人々の思いを汲み取り、新たな庭園の物語へと誘う。

『ナポレオンの生涯 ヨーロッパをわが手に』

「知の再発見」双書084

ナポレオンの生涯 ヨーロッパをわが手に』

ティエリー・レンツ(著)福井 憲彦(監修)遠藤 ゆかり(訳)

「私の残した業績と輝かしい歴史は、永遠にその光を放ちつづけるだろう」。ナポレオンがこう語ったとき、その身柄は2度目の流刑地であるセント=ヘレナ島にあった……。革命後のフランスに彗星のようにあらわれ、またたくまに全ヨーロッパの覇者となった彼は、封建国家から民主国家への扉を開いた「近代国家の創設者」でもあった。本書は最新の研究結果に基づき、華々しい戦勝や恋愛にいろどられた人間ナポレオンの全貌を解明する。

『ワーグナー 祝祭の魔術師』

「知の再発見」双書085

ワーグナー 祝祭の魔術師』

フィリップ・ゴドフロワ(著)三宅 幸夫(監修)村上 伸子(訳)

旧オペラの伝統を打ち破り、音楽、演劇、文学を融合した楽劇を創始してロマン主義芸術の頂点を究めた天才ワーグナー。無政府主義者バクーニンとともに亡命する結末となったドレスデン革命への参加、狂王ルートヴィヒや哲学者ニーチェとの交流と決別、理想の音楽空間バイロイト祝祭劇場の完成……「音楽史上もっともドラマの多い人生を歩んだ」と評される。天才の栄光と矛盾に満ちた人生の謎を解き明かす。

『古代中国文明 長江文明と黄河文明の起源を求めて』

「知の再発見」双書086

古代中国文明 長江文明と黄河文明の起源を求めて』

コリンヌ・ドゥベーヌ・フランクフォール(著)工藤 元男(監修)南條 郁子(訳)

近年、次々と定説を打ち破る大発見がつづく中国考古学の世界。紀元前5000年といわれた中国の稲作文化はさらに時代をさかのぼる可能性が高くなり、1998年にわが国でも公開された奇怪な青銅仮面文化の三星堆さんせいたいなど、黄河流域のいわゆる中原以外の文化の発見・再発見が従来の漢民族中心の中国史観に変更を迫る。本書では新石器時代から漢代末までの華麗な考古学遺物を網羅しながら、こうした「新しい中国考古学」の業績を敏感にとりいれた。中国考古学入門の決定版。

『シャガール 色彩の詩人』

「知の再発見」双書087

シャガール 色彩の詩人』

ダニエル・マルシェッソー(著)高階 秀爾(監修)田辺 希久子、村上尚子(訳)

ユダヤ人という出自、ロシア革命への参加と挫折、パリでの成功、最愛の妻、2度の亡命……。本書は、波瀾に富んだシャガールの生涯を語りながら、幻想的で謎めいた作品群の裏に隠された個人的、社会的な背景を明らかにしていく最良の入門書である。キュビズムの影響を受けた初期作品、『聖書』シリーズ、晩年に取り組んだステンドグラスなど、日本でも人気の高い作品群をカラーで満載。監修は国立西洋美術館館長の高階秀爾。

『地中海の覇者ガレー船』

「知の再発見」双書088

地中海の覇者ガレー船

アンドレ・ジスベール、ルネ・ビュルレ(著)深沢 克己(監修)遠藤 ゆかり、塩見 明子(訳)

1571年のレパントの海戦。キリスト教連合国艦隊がトルコ艦隊を撃破したこの戦いで、ガレー船と呼ばれる軍隊が大活躍した。本書は、ガレー船にも焦点をあてて、ヨーロッパ中世における地中海の覇権争いを描くという、極めてユニークな内容の書籍である。軍船としての役割を終えたガレー船の「後日談」として、フランスで行われたガレー船徒刑も紹介されている。その実態は恐るべきものであり、巻末まで興味は尽きない。

『「星の王子さま」の誕生 サン=テグジュペリとその生涯』

「知の再発見」双書089

「星の王子さま」の誕生 サン=テグジュペリとその生涯』

ナタリー・デ・ヴァリエール(著)山崎 庸一郎(監修)南條 郁子(訳)

不朽の名作『星の王子さま』は人生への深い洞察が世界中の人に愛され、今も読み継がれている。しかしその想像力あふれる世界を真に理解するには、作者の数奇な人生を知らねばならない。民間航空機草創期の冒険的パイロットだった作者が、第二次世界大戦に従軍し、偵察飛行中に北アフリカ上空で消息を絶つまでの生涯を、作者最愛の妹の孫が肉親ならではの視点をまじえて書き起こした。サン=テグジュペリ生誕百年にふさわしい1冊。

『日本の歴史 時を超える美と信仰』

「知の再発見」双書090

日本の歴史 時を超える美と信仰』

ネリ・ドゥレ(著)山折 哲雄(監修)遠藤 ゆかり、藤丘 樹実(訳)

このハンディな1冊に、縄文時代から江戸時代まで、長い日本の歴史がすべて語られている!神道の成立、仏教の伝来、宮廷文化、武士の出現、禅の影響、町人文化など、各時代を代表する6つのキーワードを軸に、文化史的な視点から、日本人と日本社会の本質に迫る。新しい発見と驚きに満ちた、日本人には決して書けない日本全史。

『巨石文化の謎』

「知の再発見」双書091

巨石文化の謎

ジャン・ピエール・モエン(著)蔵持 不三也(監修)後藤 淳一、南條 郁子(訳)

ヨーロッパで農耕が始まった紀元前3000年ごろから紀元前2000年ごろまでの間、フランス・ブルターニュ地方で、延々4キロにわたり、高さが最大6メートルにもなる巨石が並べられた。いったいこれは何か。新石器時代には北アフリカから北欧にかけてよく似た巨石崇拝の文化が生まれたが、本書では古代の天文施設として有名なストーンヘンジのみならず、さまざまな地方の遺跡を取り上げ、謎めいた全貌を明らかにする。

『セザンヌ 孤高の先駆者』

「知の再発見」双書092

セザンヌ 孤高の先駆者』

ミシェル・オーグ(著)高階 秀爾(監修)村上 尚子(訳)

ルネッサンスからの慣習を打ち破る先鞭者として駆け抜けた画家・セザンヌ。さまざまの資料を駆使してセザンヌの生涯を辿りながら、つねに作品に立ち帰り、主要な作品を的確に分析し、歴史的位置づけを試みる。

『聖書入門』

「知の再発見」双書093

聖書入門

ピエール・ジベール(著)船本 弘毅(監修)遠藤 ゆかり(訳)

聖書は、言うまでもなく世界最大のベストセラーである。その影響は欧米社会だけでなく、広く近代文明の根幹にまでおよんでいる。本書は、旧約聖書と新約聖書からなるその全体像を、聖書そのものの構成にそってわかりやすく説明する。創世神話、歴史物語、聖文学、預言書、福音書など、バラエティに富んだ物語とその背景となった歴史、それらを題材とした色鮮やかな芸術作品の数々。カラーで読む聖書入門書の決定版。

『ラファエル前派 ヴィクトリア時代の幻視者たち』

「知の再発見」双書094

ラファエル前派 ヴィクトリア時代の幻視者たち』

ローランス・デ・カール(著)高階 秀爾(監修)村上 尚子(訳)

19世紀半ばのイギリスで、作品に「P.R.B.」という謎の署名を入れて登場したラファエル前派。彼らはラファエル以前の絵画表現に理想を見出し、それへの回帰を主張して、同時代の西洋美術に大きな影響を与えた。本書では、ロセッティやミレイなど、極めて個性的なメンバーたちの素顔─奇行、アル中、モデルの女性との不倫関係など─も紹介され、華やかさと苦悩に彩られたラファエル前派の全体像をつかむことができる。西洋美術の最高権威、高階秀爾による責任監修。

『聖母マリア』

「知の再発見」双書095

聖母マリア

シルヴィ・バルネイ(著)船本 弘毅(監修)遠藤 ゆかり(訳)

新約聖書の4つの福音書の中に現れるマリア像、受胎告知に始まるその生涯、5世紀に「神の母」という称号が宗教会議で公認されて崇敬の念を集めていく過程、現代においてすべての人の希望として存在するさまを、解説する。

『暦の歴史』

「知の再発見」双書096

暦の歴史

ジャクリーヌ・ド・ブルゴワン(著)池上 俊一(監修)南條 郁子(訳)

最も古い太陽暦である古代エジプトとマヤの暦は、どのような理由から生まれたのか。古代ローマの最高権力者カエサルは、なぜ、暦の改革を重要な政治上のテーマとしたのか。フランス革命時に使われた「革命暦」は、なぜ挫折したのか。われわれが使うグレゴリオ暦の1月1日が、実はキリストの割礼記念日だというのは本当なのか。暦をめぐる意外なエピソードが満載。人類が叡智を結集してつくりあげた「時のものさし」の五千年史。

『ヒエログリフの謎をとく 天才シャンポリオン、苦闘の生涯』

「知の再発見」双書097

ヒエログリフの謎をとく 天才シャンポリオン、苦闘の生涯』

ミシェル・ドヴァシュテール(著)吉村 作治(監修)遠藤 ゆかり(訳)

エジプトの地にそびえる数十メートルの巨像と、まるでその巨人たちが住んでいたかのような壮麗な神殿、美しく彩られた壁画の数々。古代エジプト人ののこした偉大な文明は、今もわたしたちの心をとらえてはなさない。しかし、2000年前にはすでにこの文明の実態は、だれにもわからないものになっていた……。4000年の時を越え、ヒエログリフの謎と古代エジプト文明の全貌をときあかした天才シャンポリオンの、栄光と苦闘の生涯。

『レンブラント 光と影の魔術師』

「知の再発見」双書098

レンブラント 光と影の魔術師』

パスカル・ボナフー(著)高階 秀爾(監修)村上 尚子(訳)

西洋美術史上、最大の巨匠の一人であり、ゴッホを始めとする後世の天才芸術家たちからも、特別な尊敬を受けつづけてきた「光と影の魔術師」レンブラント。華麗な明暗法を駆使し、当代一の人気画家としてそのキャリアをスタートさせた彼は、しだいに大衆の要求から離れ、孤高の後半生を歩むことになる。栄光のあとの没落と破産、愛する妻や子との死別に苦しみながら、しかしひと時も描くことをやめなかった真の芸術家の魂の記録。

『ダーウィン 進化の海を旅する』

「知の再発見」双書099

ダーウィン 進化の海を旅する』

パトリック・トール(著)平山 廉(監修)南條 郁子、藤丘 樹実(訳)

19世紀以前の人間観に決定的な変革をもたらしたダーウィン進化論。この偉大な理論を打ち立てたのはどのような生い立ちをもった人間だったのか。だれも到達できなかった真実を彼がいちはやく理解できたのはなぜか。本書は1831年有名なビーグル号での航海などダーウィンの人生に焦点を当てながら、簡明にダーウィンの思想の核心部分を描く。これ1冊ですべてがわかるダーウィン入門の決定版。19世紀の美しい博物画を多数掲載。

『王妃マリー・アントワネット』

「知の再発見」双書100

王妃マリー・アントワネット

エヴリーヌ・ルヴェ(著)塚本 哲也(監修)遠藤 ゆかり(訳)

その美貌と気品を讃えられ、一度はパリの民衆を熱狂させながら、ついには革命の嵐にまきこまれ、断頭台の露ときえた悲劇の王妃マリー・アントワネット。母マリア・テレジアの外交戦略、夫ルイ16世の身体上の欠陥、美貌のスウェーデン貴族フェルゼンとの恋、革命をめぐるさまざまな思惑……。すべての要素がからみあい、ひとりの美貌の女性を悲劇のレールへとみちびいていく。近代ヨーロッパ史上、もっとも劇的な生涯を送った王妃の全生涯。

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