> > > > 『里山資本主義 日本経済は「安心の原理」で動く』(藻谷 浩介、NHK広島取材班)

< まちづくり関係のkindle本一覧に戻る

里山資本主義
日本経済は「安心の原理」で動く

里山資本主義 日本経済は「安心の原理」で動く(藻谷 浩介、NHK広島取材班)

◆「社会が高齢化するから日本は衰える」は誤っている! 原価0円からの経済再生、コミュニティ復活を果たし、安全保障と地域経済の自立をもたらす究極のバックアップシステムを、日本経済の新しい原理として示す!! 課題先進国を救うモデル。その最先端は“里山”にあった!! 危機を超え未来を生む、すり潰されない生き方を提言!!

目次

はじめに─「里山資本主義」のススメ

「経済一〇〇年の常識」を破る

発想の原点は「マネー資本主義」

「弱ってしまった国」がマネーの餌食になった

「マッチョな経済」からの解放

世の中の先端は、もはや田舎の方が走っている

第一章 世界経済の最先端、中国山地─原価ゼロ円からの経済再生、地域復活

二一世紀の“エネルギー革命”は山里から始まる

石油に代わる燃料がある

エネルギーを外から買うとグローバル化の影響は免れない

一九六〇年代まで、エネルギーはみんな山から来ていた

山を中心に再びお金が回り、雇用と所得が生まれた

二一世紀の新経済アイテム「エコストーブ」

「里山を食い物にする」

何もないとは、何でもやれる可能性があるということ

過疎を逆手にとる

「豊かな暮らし」をみせびらかす道具を手に入れた

第二章 二一世紀先進国はオーストリア─ユーロ危機と無縁だった国の秘密

知られざる超優良国家

林業が最先端の産業に生まれ変わっている

里山資本主義を最新技術が支える

合い言葉は「打倒! 化石燃料」

独自技術は多くの雇用も生む

林業は「持続可能な豊かさ」を守る術

山に若者が殺到した

林業の哲学は「利子で生活する」ということ

里山資本主義は安全保障と地域経済の自立をもたらす

極貧から奇跡の復活を果たした町

エネルギー買い取り地域から自給地域へ転換する

雇用と税収を増加させ、経済を住民の手に取り戻す

ギュッシングモデルでつかむ「経済的安定」

「開かれた地域主義」こそ里山資本主義だ

鉄筋コンクリートから木造高層建築への移行が起きている

ロンドン、イタリアでも進む、木造高層建築

産業革命以来の革命が起きている

日本でもCLT産業が国を動かし始めた

中間総括 「里山資本主義」の極意─マネーに依存しないサブシステム

加工貿易立国モデルが、資源高によって逆ザヤ基調になってきている

マネーに依存しないサブシステムを再構築しよう

逆風が強かった中国山地

地域振興三種の神器でも経済はまったく発展しなかった

全国どこでも真似できる庄原モデル

日本でも進む木材利用の技術革新

オーストリアはエネルギーの地下資源から地上資源へのシフトを起こした

二刀流を認めない極論の誤り

「貨幣換算できない物々交換」の復権─マネー資本主義へのアンチテーゼ①

規模の利益への抵抗─マネー資本主義へのアンチテーゼ②

分業の原理への異議申し立て─マネー資本主義へのアンチテーゼ③

里山資本主義は気楽に都会でできる

あなたはお金では買えない

第三章 グローバル経済からの奴隷解放─費用と人手をかけた田舎の商売の成功

過疎の島こそ二一世紀のフロンティアになっている

大手電力会社から「島のジャム屋」さんへ

自分も地域も利益をあげるジャム作り

売れる秘密は「原料を高く買う」「人手をかける」

島を目指す若者が増えている

「ニューノーマル」が時代を変える

五二%、一・五年、三九%の数字が語る事実

田舎には田舎の発展の仕方がある!

地域の赤字は「エネルギー」と「モノ」の購入代金

真庭モデルが高知で始まる

日本は「懐かしい未来」へ向かっている

「シェア」の意味が無意識に変化した社会に気づけ

「食料自給率三九%」の国に広がる「耕作放棄地」

「毎日、牛乳の味が変わること」がブランドになっている

「耕作放棄地」は希望の条件がすべて揃った理想的な環境

耕作放棄地活用の肝は、楽しむことだ

「市場で売らなければいけない」という幻想

次々と収穫される市場“外”の「副産物」

第四章 “無縁社会”の克服─福祉先進国も学ぶ“過疎の町”の知恵

「税と社会保障の一体改革頼み」への反旗

「ハンデ」はマイナスではなく宝箱である

「腐らせている野菜」こそ宝物だった

「役立つ」「張り合い」が生き甲斐になる

地域で豊かさを回す仕組み、地域通貨を作る

地方でこそ作れる母子が暮らせる環境

お年寄りもお母さんも子どもも輝く装置

無縁社会の解決策、「お役立ち」のクロス

里山暮らしの達人

「手間返し」こそ里山の極意

二一世紀の里山の知恵を福祉先進国が学んでいる

第五章 「マッチョな二〇世紀」から「しなやかな二一世紀」へ─課題先進国を救う里山モデル

報道ディレクターとして見た日本の二〇年

「都会の団地」と「里山」は相似形をしている

「里山資本主義への違和感」こそ「つくられれた世論」

次世代産業の最先端と里山資本主義の志向は「驚くほど一致」している

里山資本主義が競争力をより強化する

日本企業の強みはもともと「しなやかさ」と「きめ細かさ」

スマートシティが目指す「コミュニティー復活」

「都会のスマートシティ」と「地方の里山資本主義」が「車の両輪」になる

最終総括 「里山資本主義」で不安・不満・不信に決別を─日本の本当の危機・少子化への解決策

繁栄するほど「日本経済衰退」への不安が心の奥底に溜まる

マッチョな解決に走れば副作用が出る

「日本経済衰退説」への冷静な疑念

そう簡単には日本の経済的繁栄は終わらない

ゼロ成長と衰退との混同─「日本経済ダメダメ論」の誤り①

絶対数を見ていない「国際競争力低下」論者─「日本経済ダメダメ論」の誤り②

「近経のマル経化」を象徴する「デフレ脱却」論─「日本経済ダメダメ論」の誤り③

真の構造改革は「賃上げできるビジネスモデルを確立する」こと

不安・不満・不信を乗り換え未来を生む「里山資本主義」

天災は「マネー資本主義」を機能停止させる

インフレになれば政府はさらなる借金の雪だるま状態となる

「マネー資本主義」が生んだ「刹那的行動」蔓延の病理

里山資本主義は保険。安心を買う別原理である

刹那的な繁栄の希求と心の奥底の不安が生んだ著しい少子化

里山資本主義こそ、少子化を食い止める解決策

「社会が高齢化するから日本は衰える」は誤っている

里山資本主義は「健康寿命」を延ばし、明るい高齢化社会を生み出す

里山資本主義は「金銭換算できない価値」を生み、明るい高齢化社会を生み出す

おわりに─里山資本主義の爽やかな風が吹き抜ける、二〇六〇年の日本

二〇六〇年の明るい未来

国債残高も目に見えて減らしていくことが可能になる

未来は、もう、里山の麓から始まっている

あとがき



> > > > 『里山資本主義 日本経済は「安心の原理」で動く』(藻谷 浩介、NHK広島取材班)

< まちづくり関係のkindle本一覧に戻る