「盗まれたエンタープライズ」ストーリー
エンタープライズは、船のコンピュータ設備のアップグレードのために第74宇宙基地を訪れた。この作業はバイナー星人によって行われる。彼らは、非常にコンピュータに頼って発達した種族なため、2人一組で仕事を行い直接2進数の言語でやりとりする。
クルーが上陸休暇に入る間、ライカーは、トロンボーンを演奏できるニューオーリンズのジャズ・バーを求めて、新しいホロデッキ・プログラムを試す。そこで、彼は、情熱的な黒髪の女性ミニュエットに出会うが、彼女は今までホロデッキで作り出された中で最も魅力的であり現実的な登場人物であった。
まもなく、ピカードが彼らに加わり、ピカードはバイナー星人のアップグレードが作り出したミニュエットがあまりにも見事であることに驚く。その頃バイナー星人達は、船から乗員を退避させるために船の磁気シールドが崩壊したように見せ掛け、ライカー達をホロデッキに引き止めるおとりとしてミニュエットを使用していた。バイナー星人の策略はうまくいき、彼らはエンタープライズを乗っ取って故郷に向かう。
しばらくして、船を乗っ取られた事に気付いたピカードとライカーは、船の自爆プログラムを起動する。しかし、彼らがブリッジに来てみると、船を乗っ取ったはずのバイナー星人達が死にかけているのを発見した。
バイナー星人は、すぐ近くの新星からの電磁波が、彼らの惑星のマスター・コンピュータを破壊することを恐れていた。その回避のため、充分な容量を持ち唯一移動可能であるエンタープライズのメモリー・コアを「借りる」必要があったのだ。しかし、彼らの惑星のマスター・コンピュータはすでに電磁波による打撃を受けていた。
問題を理解したピカードとライカーは、バイナー星人を助け彼らの惑星のマスター・コンピュータを回復させた。しかし、ライカーは、ミニュエットがいなくなり再現できないことに気付いて落胆した。