「無言の調停者」ストーリー
内戦を鎮める援助をするために、エンタープライズは偉大なラマティスの調停人リバを迎えに行くが、彼の経歴は、惑星連邦とクリンゴンの条約の初期の交渉にまで及ぶ。
クルーは、リバを含むこの星の支配者一族が、生まれながらに耳が聞こえず、会話するために3人のテレパシー能力のある通訳を使用することを知り驚く。調和・英知の源、学者・芸術家、情熱・戦士を司る3人の通訳である。情熱の通訳は、リバがトロイを気に入ったことを彼女に知らせた。
しかし、ソレイス5号星では襲撃事件が発生し、和平に反対する者が発砲して通訳達を殺してしまう。和平交渉は中止され、リバの自信も打ち砕かれた。
通訳を失いリバは深い悲しみと無力感にうちひしがれる。データは彼の使う手話を学び会話が可能になるが、リバに調停を続けるつもりはなかった。トロイが援助しようとするが、リバはそれを拒否する。しかし、その時、トロイは自分が調停を試みることに決める。
トロイが調停への助言をリバに求めるうちに、彼は新たな作戦を思い付く。それは「不利な立場を有利な条件に変える」ことだった。
自信を取り戻したリバは1人で惑星に降り立ち、何も無いところから始め、たとえどんなに時間がかかっても双方のソレイスの党派に彼の手話を教え、そこから対話を始める決心をした。