「神経医療エキスパート ドクター・ラッセル」ストーリー
ウォーフがアクシデントにより脊柱を損傷し下半身麻痺状態に陥ったため、神経医療の専門家ドクター・ラッセルが乗船してきた。彼女はDNA複製した脊柱と取り替える手術を提案するが、ビバリーは、生命に危険のない患者を敢て危険にさらすその手術に反対で、両者の意見は衝突した。
ウォーフは不様な姿で生き長らえる姿をアレキサンダーに見られたく無いと考え、友人のライカーに自殺(ヘッバー)の儀式を手伝ってくれるように頼む。ライカーはクリンゴンの習慣によれば、アレキサンダーにその役目を頼むべきだと言い、依頼を断わった。
神経インプラントによって不完全ながら回復できる方法を、ウォーフは拒絶する。その時ドクター・ラッセルは、彼女の研究している、未だかつて試された事の無いDNA複製の脊柱交換手術を持ちかけ、ビバリーは衝撃を受ける。手術が成功すれば100%の回復が見込めるが、失敗は死を意味するのだ。ビバリーは、ドクター・ラッセルがその他にも、患者の命が代償となってしまうような実験的な治療を行っていた事を知り、激怒し彼女の艦内での医療行為を禁止する。
しかし、ウォーフは、アレキサンダーに自殺の儀式の手助けを頼むことが出来ず、ドクター・ラッセルの治療を受ける事を決意し、ビバリーもそれを了承する。
手術が失敗に終わり、悲しみに暮れているその時、クリンゴンの重複した器官が生命維持の役割を果たしていたお陰で、ウォーフは蘇生する。彼は、アレキサンダーに、自殺の手助けでは無く、共に生きていくための手助けを依頼する。