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大阪市指定有形民俗文化財

船形山車「天神丸」1基

大阪天満宮が所蔵する旧上荷茶船仲間所有「天神丸」は、元禄年中(1688~1704)から堀川浜の上荷茶船仲間が所有していた御座船形式の船形山車です。全長8メートル、全幅2メートル、全高3メートルの巨大な飾り船。天満宮で神事ごとに飾られ、天神祭に曳き出されていたものです。上荷茶船仲間とは、江戸時代に大阪市中の河川において荷物運搬などに活躍した同業者の仲間のことです。

この天神丸は、寛政4年(1792)の天満の大火によって半焼しますが、彫刻や焼け残った部品を後世のために保存していました。しかしながら、なかなか再建の機会に恵まれませんでした。

天満宮遷宮950年を祝う前年の嘉永4年(1851)、上荷茶船仲間総代の平野屋五兵衛が主となり篤志家を募り、細工人・倉橋平右衛門が天神丸の修復の任に当たりました。天神丸は、大正15年(1926)に組み立てられたのを最後に天神祭に登場することはなくなり、長い間その所在がわからなくなっていました。平成11年、天満宮の倉庫の奥に眠っていた天神丸が75年ぶりに発見され、大阪市立住まいのミュージアムの開館に合わせて修復が行われました。今回、その流麗かつ荘厳な姿をご覧いただけるのは、実に77年ぶりとなります。そして平成12年12月、大阪指定有形民俗文化財となりました。

形山車「天神丸」
大阪市指定有形民俗文化財 船形山車「天神丸」
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