「愛しき人の為に」ストーリー
救難信号に応えてデルタ・ラナ4号星に到着したエンタープライズは、11000人の入植者が殺された荒廃した惑星を目の当たりにするが、その中で2人の初老の植物学者、リション・オックスブリッジと夫のケビン・オックスブリッジが奇跡的に生き残っていた。二人は「自分達が生き残った理由は解らない」と言うが、この星を去る事を拒んだ。
オックスブリッジ夫妻と関係があると思われる不思議な宇宙船が現れ、エンタープライズを攻撃した。不審に思ったピカードは、一度退却し惑星に引き返すとその船は再度現れた。謎の宇宙船は、エンタープライズにダメージを与え、オックスブリッジ夫妻の家を攻撃した。その後、エンタープライズはその船を攻撃して破壊した。
ピカードは、オックスブリッジ夫妻を強制的にブリッジへと転送した。ケビンは、そこで真実を明らかにした。彼は、不死身で大きな能力を持つ種族であるダウド人で、その事実を隠したまま妻と結婚し53年間一緒に暮らしていた。
彼は非暴力主義者であり、殺戮と破壊にしか興味の無いハシュノック人が攻めてきた時も、戦闘には参加しなかった。しかし、その戦闘で妻のリションは死んだ。
彼女の死で怒りに我を忘れたケビンはダウド人の持つパワーで、500億人居た全宇宙のハシュノック人を即座に全員殺してしまった。
ケビンはその罪の意識に苛まれていた。ピカードは、彼を惑星に戻し、彼自身の思考と良心で解決するように促した。