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読書の技法
誰でも本物の知識が身につく熟読術・速読術「超」入門

(著)


読書の技法 誰でも本物の知識が身につく熟読術・速読術「超」入門(佐藤 優)

◆月平均300冊、多い月は500冊以上。佐藤流本の読み方を初公開! 1冊5分の超速読と30分の普通の速読の仕方、哲学書や小説・漫画の実践的読み方、記憶に残る読書ノートの作り方まで完全網羅!
◆知力をつけるために不可欠なのが読書であるが、そのための正しい読書法を身につければ、人生を2倍ね3倍豊かにすることができる。月平均300冊、多い月は500冊以上を読破する佐藤流「本の読み方」を初公開! 大量の本を読みこなすための「多読の技法」。基本書を読みこなすための「熟読の技法」。1冊5分の「超速読」で読むべき本と必要ない本を仕分け、知識を身につけるための30分で読む「普通の速読」を使いこなす「速読の技法」。記憶を定着させるための「読書ノートの作り方」。知識の欠損部分を埋めるための「教科書・参考書」の使いこなし方。小説・漫画の読み方にいたるまで、佐藤流の本の読み方を網羅しています。
◆「本はどう読むか」「何を読めばいいか」「いつ、どこで読むか」が実行できれば、本物の知識を身につけるための読書の技法を自分のものにすることができます。〈ISBN〉9784492044698

はじめに/001

筆者の読書術を初めて体系化/001

正しい読書法を身につける―時間が人間にとっての最大の制約条件/003

なぜ速読が必要なのか?なぜ基礎知識が大切なのか?/005

高校レベルの基礎知識をつけるのが、最も確実で効率的な知の道/007

「何をしないか」「何を読まないか」も大切な知の技法のひとつ/009

第Ⅰ部 本はどう読むか

第1章◆多読の技法―筆者はいかにして大量の本を読みこなすようになったか/023

月平均300冊以上には目を通す―多い月は500冊を超える/024

熟読している本は月に平均4~5冊/026

本格的に本を読み始めたのは中学1年生から/027

高校に入って哲学書に目覚める/030

神学部で身につけた熟読の技法/032

「時間が無限にある」と錯覚していた非効率な読み方/034

読書どころではなかった入省後の2年間/036

民族問題の担当で必要に迫られた速読の技法/038

筆者が接した「知の巨人」たち/041

「知の巨人」から学んだ基礎知識の大切さ/043

第2章◆熟読の技法―基本書をどう読みこなすか/047

本には3種類ある―「簡単に読むことができる本」「そこそこ時間がかかる本」「ものすごく時間がかかる本」/048

筆者が過去に読んだ中で、いちばん時間がかかった本は?/050

速読の目的は、読まなくてもよい本をはじき出すこと―一生で読める本の数は限られている/051

書店員の知識を活用する/053

基本書は3冊、5冊と奇数にする/054

上級の応用知識をつけようと欲張らない/056

現実の出来事を説明できないなら、本物の知識は身についていない/058

[熟読の技法1]―まず本の真ん中くらいのページを読んでみる〈第一読〉/059

[熟読の技法2]―シャーペン(鉛筆)、消しゴム、ノートを用意する〈第一読〉/062

[熟読の技法3]―シャーペンで印をつけながら読む〈第一読〉/063

[熟読の技法4]―本に囲みを作る〈第二読〉/066

[熟読の技法5]―囲みの部分をノートに写す〈第二読〉/068

[熟読の技法6]―結論部分を3回読み、もう一度通読する〈第三読〉/069

2冊目以降の基本書の読み方/071

第3章◆速読の技法―「超速読」と「普通の速読」/075

一冊を5分で読む「超速読」と、一冊を30分で読む「普通の速読」/076

超速読の技法―5分の制約を設け、最初と最後、目次以外はひたすらページをめくる/077

超速読の目的は2つ―本の仕分け作業と、本全体の中で当たりをつける/078

超速読の筆者の実例を紹介すると/080

①廣松渉他『カントの「先験的演繹論」』世界書院、298ページ

②高橋利明『お母さんのハートを打ったJRのレールマンたち 現場が育む「安全」に関する報告書』日本評論社、310ページ

③隅部正博『四訂版 数学基礎論 ゲーデルの不完全性定理』放送大学教育振興会、222ページ

④アレクサンドル・リトヴィネンコ/ユーリー・フェリシチンスキー『ロシア闇の戦争 プーチンと秘密警察の恐るべきテロ工作を暴く』光文社、425ページ

⑤岩崎夏海『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』ダイヤモンド社、272ページ

⑥長谷部誠『心を整える。』幻冬舎、233ページ

⑦ジョセフ・メン『サイバー・クライム』講談社、422ページ

[普通の速読の技法1]―「完璧主義」を捨て、目的意識を明確にする/088

[普通の速読の技法2]―雑誌の場合は、筆者が誰かで判断する/089

[普通の速読の技法3]―定規を当てながら1ページ15秒で読む/091

[普通の速読の技法4]―重要箇所はシャーペンで印をつけ、ポストイットを貼る/092

[普通の速読の技法5]―本の重要部分を1ページ15秒、残りを超速読する/094

[普通の速読の技法6]―大雑把に理解・記憶し、「インデックス」をつけて整理する/095

普通の速読は、新聞の読み方の応用/097

第4章◆読書ノートの作り方―記憶を定着させる抜き書きとコメント/099

「ノートを作る時間がもったいない」への反論/100

ノートは1冊主義―ぶ厚いノートに「記録」「学習」「仕事」を時系列で集約/102

コメントを書くときのポイント/103

レーニンの読書ノートに学ぶ/105

筆者の抜き書きとコメントの例/107

第Ⅱ部 何を読めばいいか

第5章◆教科書と学習参考書を使いこなす―知識の欠損部分をどう見つけ、補うか/111

知識の欠損部分を把握する/112

大学入試問題を活用する/114

「正しい知識」を身につける―歴史小説で歴史を勉強してはいけない/115

教科書と学習参考書で基礎知識を身につける/120

教科書と学習参考書を併用する理由とは?/123

■世界史■

高校世界史教科書で国際政治を理解する/125

アフガニスタンへの深煎りは無謀な企て/128

原爆投下1964年?ソ連崩壊2006年?―早慶生の驚くべき歴史知識/131

国際政治の原点、ウェストファリア条約を知る/132

ウェストファリア条約が作った近代の主権国家/135

半年で世界史の知識が飛躍的に身についた実例/136

■日本史■

日本史Aの教科書を活用する/141

近過去の歴史から「官僚による世直し」の危うさを学ぶ/143

第一次世界大戦後の不景気で格差が拡大/146

関東大震災以降、銀行の経営破綻が続出/148

世界恐慌を過小評価し、金解禁を実施した日本/150

改革運動は不遇の知的エリートが起こす/153

五・一五事件と二・二六事件の違いと共通点/158

■政治■

日本の政治構造を高校教科書で理解する/159

自社の対峙の裏側で行われた「国対政治」/160

政党助成金は政党の国家への依存を強める/164

■経済■

再評価されるマルクスと社会主義を検証する/165

青写真がなかったソ連型社会主義/167

ビジネスパーソンにも役立つ高校政治・経済教科書の「勉強法」とは?/171

プレゼンやディベートで、より真理が見えてくる/175

■国語■

知識や情報の活用に大切な論理的思考能力/178

論理を無視した知識はすぐに記憶から消える/180

文章の読解力を飛躍的に向上させる手法/182

仕事で読むテキストも、著者の意図どおり読む/186

「この」が指す事柄を正確に理解する/187

論理と文脈を押さえて文章を読み解くコツ/191

■数学■

数学や外国語は頭でなく体で覚える/194

体に覚えこませる技術「テクネー」とは?/196

偏微分で鳩山元首相の行動様式も理解可能/200

従来の政治家と決断の発想が異なる/202

かつて書いた論文をロシア語に翻訳するべき/207

高校教科書レベルの内容を教える社会人向け講座を/208

第6章◆小説や漫画の読み方/211

リラックスするための読書は無駄ではない/212

漫画は「動機付け」に使えるが、知識を身につけるものではない/213

筆者の漫画の読み方―「社会の縮図」「人間と人間の関係の縮図」として読む/215

①原作:梶原一騎/作画:川崎のぼる『巨人の星』(全11冊、講談社漫画文庫)

②水木しげる『ゲゲゲの鬼太郎』(全7冊、ちくま文庫)

③臼井儀人『クレヨンしんちゃん』(全50冊、双葉社)

④ほしよりこ『きょうの猫村さん』(1~5巻、マガジンハウス)

小説は「代理経験」としても読める/221

娯楽書から実用的な内容をくみ取るには/223

村上春樹『1Q84』をどう読むか/226

抑止力論という「月」、沖縄差別という「月」/229

ビジネスの人脈構築に『存在の耐えられない軽さ』の方法を応用する/232

ビジネスにも有効な恋愛「3の規則」/234

大国に囲まれているからチェコ人は墓にこだわる/235

第Ⅲ部 本はいつ、どこで読むか

第7章◆時間を圧縮する技法―時間帯と場所を使い分ける/239

筆者自身の平均的な一日―執筆は昼までの7時間半に圧縮/240

能率が落ちてきたら仮眠をとるか、外国語か数学の練習問題を解く/242

読書時間は平均6時間。どんなに忙しくても最低4時間は読書する/245

頭の中で浮かんでいるテーマは100近く/249

筆者の深夜の読書法と読んでいる本とは?/250

①アレクセイ・トルストイ『苦悩の中を行く』(モスクワ・アメリテヤ出版、ロシア語)

②高橋洋一『恐慌は日本の大チャンス 官僚が隠す75兆円を国民の手に』(講談社)

③千種義人『経済学』(同文館)

④平田清明『市民社会と社会主義』(岩波書店)

短時間睡眠のコツは二度寝しないこと/254

細切れの時間をどう活用するか?―向く本と向かない本がある/256

場所を変えると効率も変わる―理想の読書環境は人によって異なる/259

「小さな場所の変化」と「大きな場所の変化」/260

テーマを決め、週に1回書評の会合を行う/263


おわりに/267

[特別付録]本書に登場する書籍リスト/271



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