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核災害からの復興
広島、チェルノブイリ、ロンゲラップ環礁の調査から
高田 純(著)
◆正しく知って正しくこわがろう。
◆放射線の線量評価,放射線防護,緊急被曝医療の専門家である著者が,広島をはじめ世界の放射線被曝地を実地に,精力的に調査した経験をもとに,「核災害からの復興」をテーマとして広島,チェルノブイリ,ビキニ水爆実験について,その実態を紹介する。放射線とは何か,放射線防護はどのようになされるべきか,そして,核兵器や原子力発電所の事故など核災害からの復興の実際を示しどのようにわが身を守るかを,広島の一般市民を前にやさしいことばで語った講演の記録である。
◆放射線被曝のリスクの大きさや災害の規模を誰にでもわかりやすい指標で提示しているので,核兵器,原子力,放射線防護をキーワードに中学生・高校生から大人まで,有用な知識を得ることができる。〈ISBN〉9784860033345
広島での講演のはじまり/5
災害とエネルギー/7
広島で使用された核兵器/10
放射線被曝のリスク/13
安全な範囲の放射線被曝/16
上空へ昇った広島核兵器の核の灰と都市の放射化/20
放射性物質の崩壊と半減期/22
フォールアウト/24
広島の復興/26
世界の被曝地調査/28
チェルノブイリ事故の真実/30
周辺住民に発生した甲状腺がん/33
甲状腺被曝の原因と防護法/35
厳戒管理区域に暮らすサマショール/38
放射性セシウムで汚染したキノコを食べる/41
体内に入った放射性物質はどうなる/44
日本人の病院での放射線被曝/46
原子力発電所の重大事故時の放射線防護法/48
ビキニ水爆実験/52
消えない心の傷/54
災害の区分/56
核災害を調査してわかったこと/59
実践的な放射線防護と核兵器テロ/61
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