「孤独な放浪者」ストーリー
エンタープライズは、ブリキ缶と呼ばれている宇宙船形の未知の生命体と接触する任務のため、未知の生命体とのファーストコンタクトの専門家であるベタゾイド人のタム・エルブランを乗船させた。単純に思えた任務も、ロミュランがブリキ缶とコンタクトし自国へと連れかえるため、2隻のウォーバードを向かわせたことにより事情が変わってきた。
タムは非常に強力なテレパスである。ブリキ缶とのランデブー地点に向かう途中、彼は旧友のトロイに、頭の中に常に周囲の声が聞こえているのがいかに苦痛であるかを打ち明け、トロイはタムに同情する。また、彼はすでにブリキ缶から何かが伝わってきていることを明かした。しかし、ライカーは彼の参加した前の任務で、艦隊士官に47名もの死者が出ていたため彼を疑った。
エンタープライズはブリキ缶が軌道を回る、まもなく超新星になる恒星系へと到着した。その時、ロミュラン・ウォーバードの1隻がエンタープライズを妨害するため砲撃してきた。ロミュランはブリキ缶と先にコンタクトを取ろうとしたが失敗し、ブリキ缶を破壊しようとする。タムの警告が届き、ブリキ缶は衝撃波を使ってウォーバードを破壊した。ピカードは、タムに、ブリキ缶に安全なところへ避難するよう勧めてくれと依頼する。しかし、ブリキ缶はこの爆発で自殺するためにこの星系に来たのだった。直接コンタクトするために、タムとデータがブリキ缶の内部に転送された。タムはすぐにブリキ缶とテレパシーで繋がった。
2隻目のウォーバードが戦闘体勢でブリキ缶に向かったとき、ブリキ缶は衝撃波を発し、エンタープライズとウォーバードを恒星の爆発の影響を受けないはるか遠くへと飛ばした。その後、データはエンタープライズへと返された。帰ってきたデータは、タムはブリキ缶に残りタムとブリキ缶にとっての平穏な人生のために共生していくことに決めたとクルーに話した。