「倒錯のホログラム・デッキ」ストーリー
ジョーディは、クルーに「ブロッコリー」とあだ名されている部下のエンジニア、レジナルド・バークレーのことで悩んでいた。ナイーブでシャイな彼は、実生活で何かあるとホロデッキに逃げ込んでしまうのだった。
バークレーが反重力運搬装置の修理と診断に失敗した後、ピカードはジョーディに彼を勇気付けホロデッキの外に目を向けさせるよう促した。ジョーディが、ホロデッキのバークレーのプログラムに入ると、そこにはバークレーを誘惑するトロイや、バークレーの剣さばきに敗退する、三銃士に扮したラフォージ、データ、ピカードの姿があった。
そのころ、医療サンプルを輸送中だったエンタープライズは、レプリケーターや転送機など艦内のシステムに異常が発生しており、ワープエンジンにもその兆候が現れた。突然、物質/反物質インジェクターが開いた状態で動作しなくなり、船はワープエンジン全開で加速を始めた。エンタープライズはその後も加速し続け、ジョーディがあと数分のうちに速度を落とす方法を発見できなければ爆発する危機に陥った。
その時、内気なバークレイがこの原因を突き止めた。医療サンプル容器から漏れたほとんど使われることのない物質がクルーの体に付着し、クルーの移動に伴って艦内のシステムにも付着し、いたるところに影響を及ぼしたのだ。それが判ると、ラフォージはインジェクターを冷却し、物質を不活性化して寸前でコントロールを取り戻した。
この働きを称えられたバークレーは、今までのホロデッキプログラムに別れを告げる事を決心する。但しプログラム9を除いて。