「戦士の休息」ストーリー
ボーグとの戦いの後、エンタープライズはオーバーホールのためにドック入りし、自分自身の指揮官としての能力に不安を拭切れないピカードは、故郷フランスでブドウ園を営む家族が住む、地球へ転送降下する。彼は兄ロベールとのわだかまりもあり、20年近く故郷を訪れた事がなかった。
時を同じくして、エンタープライズに乗船してきたウォーフの育ての両親は、息子の冷たい対応に悲しむが、ガイナンに慰められ安心する。ウォーフは、クリンゴンからの追放処分に関して自分に非がない事を信じ、どんな時も支えになってくれる両親に感謝する。
ドクター・クラッシャーは、おぼろげな父の記憶しかないウェスリーに、彼が誕生して間もない頃記録されたホロデッキ映像を見せる事で、亡き夫であり父であるジャックに対する想いを共有する事ができた。
ピカードは、ロベールの家族に歓迎され、甥のレネと対面する。ピカードは、宇宙艦隊に入る事を夢見る甥に、同じ年齢だった頃の自分自身を反映させた。
ピカードは宇宙艦隊を離れ、アトランティス・プロジェクトのリーダーとなり地球に留まるという選択肢に心が動いている事に気付く。しかし、兄との喧嘩の後、たとえどこに留まろうとも、ボーグとの出来事が元での自信喪失や、罪の意識とは向き合って生きて行かなければならない事を思い出す。軌道を離れるエンタープライズへ戻った時、艦長は、修理を終えた船よりも遥かに癒されていた。