「永遠の絆」ストーリー
兄の他愛のないいたずらが元で、幼い弟は生命の危機に瀕してしまう。
エンタープライズは人命に関わる一刻を争う事態のため、医療施設がある最寄りの宇宙基地へと向かうが、データが不可解な機能不全に陥る。データは、自らメインブリッジを占拠し、隔離して、船のコースを変更してしまう。データは無意識に「家へ呼び戻されて」おり、生みの親であるヌニアン・スン博士の研究室がある星へと向かっていた。
スン博士は、遂にデータのための「エモーションチップ」を完成させたのだった。しかし、2人はそこに現れたデータの「兄」であるアンドロイド、ローアに驚愕する。数年間宇宙で漂流していたローアも、データに対して発せられた信号に反応して「帰ってきた」のだ。データを機能停止させたローアは、博士を騙してエモーションチップを自分に組み込ませる。その直後、突如狂暴性をあらわにしたローアに、博士は致命傷を負わされる。
エンタープライズの救出班が到着したのは、既にローアが脱出した後で、スン博士はこの星に骨を埋めると言って譲らなかった。
エンタープライズは少年を医療施設で治療するため宇宙基地へと向かい、データは彼なりの感情を持ち得る事や、スン博士の事、そして奇妙な絆で結ばれた「兄」の事について考える。