「疑惑」ストーリー
エンタープライズのダイリチウム結晶室が爆発した事件について、ウォーフはクリンゴン交換派遣士官による陰謀の疑いを持ち先頭に立って調査を開始する。その事件の調査官として、すでに退役したノラ・サティ提督が乗船してきた。提督は英雄的存在である。
クリンゴン人ジダンはロミュランに結晶室の図面の情報を漏らしたことは認めるが、爆発事件への関与は否定した。サティの助手でベタゾイドのサビンは、彼が真実を述べていると感じ、提督は共犯者を捜し始める。その調査の中でサビンは、医療技術師サイモン・ターセスの証言の中にいくつかウソがあることに気付く。
その爆発は結局事故であったが、サティは、誓いを立てたにも関わらず、ターセスが自分の祖父がロミュラン人であることを隠していたとして、激しく追求する。サティのやり方に不快感を覚えたピカードは、無実を確かめるため自らターセスに会う。その後、彼は公然とサティに異議を申し立てる。彼女は宇宙艦隊のヘンリー提督が来る前にピカードに覚悟しておくようにと対決の姿勢を表す。
ピカードは、サティ提督に審問会への出席を言い渡され、不本意な規則違反について追及される。ピカードは、艦隊の誓いを破ったと責め立てる彼女に、彼の父、アーロン・サティ判事の有名な言葉を引用し反論した。彼女はピカードに対し、根拠の無い非難を延々と続けた。我を見失う彼女に、その場にいた人々は驚きヘンリー提督もうんざりして退室した。ついに魔女狩りは終わりを告げた。