「愛の化身オダン」ストーリー
ドクター・クラッシャーはオダンと恋に落ちた。彼は、ペリア・ゼル星とベータ・ムーン間の紛争を解決するためのトリル族の調停者である。そのオダンが、シャトルで惑星に向かった時に略奪船の襲撃を受け、致命的な重傷を負ってしまう。彼の手術を行ったクラッシャーは、彼の体内に寄生生物が存在することを知り、衝撃を受ける。その共生生物こそがオダン自身である事に驚きを隠せない彼女は、結合体種族であるトリルは何代にも渡ってホストを代えながら生きていることを学ぶ。
紛争はますます予断を許さぬ状況になり、ライカーは、オダンのホストが到着するまでの間、自分が代わりのホストになると申し出る。ライカーの体は、共生生物の受け入れに適合したが、クラッシャーは、ライカーの姿になった恋人を受け入れることができず、オダンも2人が距離を置いて過ごすことに同意する。ベータ・ムーンの代表者も、オダンの状況に不安を抱くが、オダンは自分を信頼してくれるよう説得する。やがてドクター・クラッシャーも、違う姿になったオダンを受け入れ、彼と共に再び一夜を過ごす。
長年に及ぶ政治的な論争は解決したが、ライカーの体はひどく衰弱していた。ドクター・クラッシャーはライカーの体からオダンを切り離し、双方とも回復する事が出来た。その後、代わりのホストが到着したが、そのトリルは女性だった。その時クラッシャーは、絶えず姿を変え続けるオダンに対して、変わらぬ気持ちでいる事が出来ないことを認める。