「悪夢のホログラム」ストーリー
アルファ・オナイアス3号星への上陸任務の後、目が覚めたライカーは信じられない状況にいた。16年の時が過ぎ、彼はエンタープライズの艦長、そして10代の息子がいる、独り身の父親となっていた。
ドクター・クラッシャーは、アルファ・オナイアス3号星の任務で感染したウイルスがつい最近になって発症し、そのウイルスによって、その日から現在までの記憶が欠落していると説明した。
ライカーは、エンタープライズに乗船してきたピカード「提督」から、昔の宿敵で今は大使のトモロクと共にロミュランとの友好条約に調印する予定である事を知らされる。
しかし、ライカーは自分の失った年月についての質問に対して、コンピュータの反応速度があまりに遅い事で、何かが違うと思い始める。そして彼の妻の姿がミニュエットである事を発見する。ミニュエットは、バイナー星人が彼の為に創ったホロデッキプログラムの理想的な「実在しない」女性である。ライカーはこの事実を根拠に追及すると、トモロク以外の周囲の映像が消え始め、そこにはロミュランのホロデッキが現れた。
ライカーは「息子」と共に投獄された。その息子も同じくロミュランに捉えられた少年らしい。彼は脱出の手助けをするが、実際は司令官であるトモロクの事を「大使」と呼んでしまう。最終的に少年は真実を明かす。
彼はバラシュという名のエイリアンで、孤独さに耐え切れず、ライカーを捕らえ、緻密な記憶喪失シナリオを作りライカーと共に暮らそうとしたのだ。ライカーはその少年と共にエンタープライズに帰還する。