「謎めいた狂気」ストーリー
エンタープライズは、数週間前に消息を絶ち、漂流中のブリテイン号を発見する。ベタゾイド人カウンセラーを除く全てのクルーは死亡していた。エンタープライズのクルーが、その事件について調査を始めると同時に、次々と奇妙な出来事が起こり始める。トロイは悪夢にうなされ、ラフォージはブリテイン号のエンジンを再始動する事が出来ない。ドクター・クラッシャーは、クルー達の行動に変化が起こり始めていて、ブリテイン号と同じ悲劇をもたらすかも知れないと予測する。ピカードは現場から離れる事を決断するが、エンタープライズのエンジンも始動不能に陥ってしまっていた。
行動変化に見舞われていないデータは、エンタープライズがタイカン断層に捕らえられ、空間の亀裂に艦のエネルギーが吸収されていると推論する。ラフォージは脱出を試みるが失敗に終わる。
ドクター・クラッシャーは、クルー達の体内成分バランスが崩れている原因は、夢が見られない事によるものだと断定するが、トロイだけが悪夢にうなされる。彼女は不思議に思い、生き残ったベタゾイド人カウンセラーとのコミュニケーションを試みる。そして、彼女の悪夢のイメージは、裂け目の向こう側で閉じ込められた船から来るものだと判った。その船は、双方の船から同時に元素を放出し、爆発を起こして脱出しようと助けを求めていた。ブリテイン号のクルーは、その事が判る前に死んでしまった。
データが全艦の水素放出を準備している間、トロイは夢の中でその船とのコンタクトを試みる。彼らの試みが失敗に終わるギリギリのところで、大爆発と共に船は断層から脱出することが出来た。